古いノートパソコンをLiveUSB起動でメモ用途に

ポメラみたいにメモ帳程度の用途だけでいいから、普段使っていない古いノートパソコンを有効活用できないかと思い、以前ジャンクで買っていた古いノートパソコンをLiveUSB起動してみることに

古いノートパソコンで起動

今回まず試してみたのは、DELLのLatitude X1
10年近く前?の12.1インチ
搭載されているCPUがPentiumM 733で、PAE非対応らしい
搭載メモリは768MB(増設は一応できる)

この前作成しておいたLubuntu14.04が入ったLiveUSB(中身はmicroSD)を使う
「ライブCDの部屋」さんからダウンロードさせてもらった、Live起動時でも日本語化されてる物

PAE対応

Lubuntu14.04はPAE対応やらの関係で無理なのかなと思ってたら、あっさり起動できた

起動オプションに、forcepaeってのを入れればできるって方法もあるみたいだけど、特にそれをしなくてもできちゃった

ちなみにUbuntu14.04だと起動は無理だった
起動オプションも試したけど、同じようなメッセージで拒否された

使用感

文章入力

電源ボタンを押してから1分半程度でデスクトップ画面になって使える状態になった

さすがにデスクトップで試した時よりもパソコン自体の性能がかなり下なので、引っ掛かりがたまにあったりするけど、メモ用途なら余裕だった

メモ帳起動直後だけやや不安定だけど、少し経てば入力の遅れとかは全く無くなった

シャットダウン状態から立ち上げるのは、1日1回にでもすればいいんだし、起動時間はたいして気にしなくてもいいか

いかに少ない操作でメモ帳を起動できるか、日本語入力ができて変換もストレス無くスムーズにできるか、そういうのが重要か

文章の下書きができればいいんだし、変換とか多少の不具合は別にいっか
どっちみち後で他のパソコンで手直しするはず

インターネット

ネットもそこそこってレベルでできる
あくまで、予想していたよりは快適かな、って程度

使い方をもう少し考える

ファイルの受け渡し

メモを書いたとして、どうやってメインのパソコンに移動するか

メールで送信を最初考えていたけど、webメールへのログインが結構待たされたり固まったりする

CPU性能がやっぱ厳しいみたいで、何かするとすぐに使用率が100%近くになる

カードスロットを利用

X1には上手いことSDカードスロットが付いていたのでこれでバッチリかも
SDカードで受け渡しの方が、このパソコンの場合早いかなと

ただ、あんまり頻繁に抜き差ししてるとそのうち壊れそう
1日1回とかって決めておけばいいか

インターネットは基本無しで

完全にネットを切ってる方がなにかと安全で安心か

Live起動だから毎回wifiの設定もリセットされちゃう
ネットは基本使わないのなら、毎回wifiのパス入れなくてもいいので入力の手間もない

ネット無しと割り切るのなら、使うLinuxも古めのバージョンを使う方がより軽そうでいいかな(サポート期限内のものの中から)

そもそも今回のパソコンはネットを使うのが目的ではない
無線LAN機能が付いてるからついつい使いたくなってしまった

他のディストリビューションも試した

メモ用途だと、linuxBeanがLubuntuよりもっといいかも
日本語入力での変換がやりやすい
Windowsキーを使って左下メニューにとべるのもいい

※14.04にはサスペンドがあると後で知った
リリースノートってところをみたら、4月頃にはサスペンドが有効になっていた…
しかしサスペンドが無い?
これは結構痛い気がする こまめにオンオフができない
本当に惜しい

Live起動にこだわらなければ、設定追加でサスペンドも使えるようになるみたい
メモ帳メインであれば、それこそ安い低速なUSBメモリでいいからフルインストールしちゃう?

しかしそれで結局遅かったら…
実際どの程度メモ用途で使うかもまだわかんないんだし、無し

linuxBean

linuxBean14.04でもなんとなくいけそうだけど、12.04からいってみた
12.04も最近更新されてるみたいだし

起動速度

起動が速くて3~40秒だった
当然のようにLive起動でも日本語環境が使える
ウェブブラウザがOperaってのが慣れないけど、ネットはまず使わないつもりだからOKかな

文字入力

文字入力・変換が、Lubuntuより良い感じ
Lubuntuは変換中にShiftを押すと文字が消えてしまう

※Shiftをすぐ離さなければ大丈夫だった
Shiftを押したまま、左右キーで変換範囲を変えることができる

古いSDカードを利用

使ったのはこの前同様、古めのトランセンドのmicroSDカード
ごく標準的な性能というか、シーケンシャルリードが20MB/sもいかないかんじ
関連記事:他のカードでも実験(SDカードにUbuntuをインストール)

メモリ使用量

タスクマネージャ表示して、キャッシュを保持してるメモリ分も表示させると、600MB以上使っちゃってるから、メモリ交換した方がもっと良くなるのかな?
あくまでキャッシュ分だし別にそこまで気にしなくてもいいのかな

基本的にメモでしか使わないんだから別に気にしなくてもいいか
(Lubuntuも確認したら、キャッシュ分は同程度のメモリ消費量)

今回みたいなケースでメモリが足を引っ張るってことはまず無さそう
足を引っ張るとしたらCPUかSDカードかなと

サスペンドに関して

試す気があんまり無かったけど、linuxBean14.04だとサスペンドが使えるようになっていると知って気が変わる

さすがに12.04のように凄く速い起動って印象はなかった

サスペンドは確かに使えた
ただし使った時の挙動がちょっと怪しい
画面が暗くなってパソコンが休みに入ったと思ったら、一旦またデスクトップ画面が表示、そしてまた暗くなって本当にサスペンドに入る
分かっていればたいした問題でもない

ノートパソコンを閉じる操作で一時停止させるのも、おかしくなる事がちょっと有る感じ
先にサスペンド状態にしてから、パソコン閉じて、その後開いた時もエラーみたいのが出て駄目だった
家の中で置きっぱなしであれば、別に閉じる必要もそんなにないし、そこまで問題でもない

さらにその他のLinux

xubuntu-12.04

xubuntu-12.04-desktop-i386-jpも試した
Live起動で日本語環境にはなっていなかった

xubuntu-14.04

xubuntu-14.04-desktop-amd64-jpは日本語環境になっていた

数分触っただけだし、あくまでLive起動での話だけど、特に良いとも思わなかった(デスクトップPCのEQUIUM5240で動かした)

文字入力中の変換時に、Shiftを押してすぐ離すと文字が消えてしまうのはLubuntuやUbuntu14.04と同様だった(Shiftをすぐ離さないで、左右キーでの操作したりすれば消えることは無い)

konalinuxのlight

konalinuxも試す(インストール用として想定されているみたいだけど)

まずlightの方
起動に2分はかからなかったけど、Lubuntuよりほんの少し時間かかっちゃうかな位
矢印が表示されてから少し待たされた

日本語入力は大丈夫だった
Lubuntuのように、変換中の文字がShift押したら消えたりってのが無い

ブラウザは英語環境だった

konalinuxのblack

次はblack
日本語入力がuim-anthyでlinuxBeanと同じ?

デスクトップにアイコン置けない

起動はlightとほぼ同じ感じ

CPUをフルに使ってるわけでもなさそうだけど、デスクトップ上であれこれ選択する時にややもっさり感
live起動だし、作者さんの想定する使い方ではないだろうからしょうがないか
何よりパソコンの性能が…

右クリックからすぐにテキストエディタを起動できるのは良いなあと

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