wpXクラウドに移転後もメールを使いたい

wpXクラウドにサーバー移転後、今使っているメールアドレス・メール機能が、使えなくなりそうなので、解決方法がないか調べた

状況・目的

エックスドメインの無料WordPressで運営しているサイトを、wpXクラウドに移転(引っ越し)てみたくなった
関連記事:WordPressが速いエックスドメインの無料サーバー

移転前の状況が以下

  1. エックスドメインで、独自ドメインの「example.net」を契約中
  2. その独自ドメインで、エックスドメインの無料WordPressサーバーを借りて、WordPressサイトを運営中
    サイトのトップページのURLも「example.net」
  3. そのサイトでの連絡用に、これまたエックスドメインのメール機能を使わせてもらっている
    「mail@example.net」ってメールアドレスを利用中

3の、メール機能・メールアドレスは引き続き利用できるようにしつつ、サイト用のサーバーを引っ越したい
これが今回の一番の目的

wpXクラウドでも独自ドメインのメールを使いたい
もっとシンプルに書くとこうかな

単にネームサーバーの変更しても

独自ドメインを管理してる会社の管理パネルから、簡単にネームサーバーの書き換えができる、以下の画面のような方法でのネームサーバー変更は、今回のケースではやめておいたがほうが良さそう

ネームサーバー変更画面
ネームサーバーの1から3までを書き換える画面(5まである場合も?)

wpXクラウドに移転完了後に、どうもメールが使えなくなりそうな雰囲気(あくまで今回のケースで)

過去の経験

実際、過去に、エックスドメインの無料サーバーから他のサーバーに、お試しで引っ越した時、上記同様のネームサーバーの書き換えを使って、サイトの移転はなんの問題も無く成功したけど、それまで使えてたメールは使えなくなった経験がある

その時は、引っ越し先サーバーのメール設定で、新たに同じメールアドレスを設定し直せばいいだけだったけど

今回引っ越したいwpXクラウドだと、そういったメール機能は標準で無いようなので、自分で工夫するしかないみたい

wpXクラウドじゃなく、wpXレンタルサーバーなら、メール機能も普通に備えられてるので、自分みたいな知識が無い人間でも簡単に使えそうだけど、まずは500円の方で1,2ヶ月お試ししたい、って気持ちが勝ってしまうので

サブドメインを利用?

メール専用のサブドメインを作ればなんとかなるのかなと、まず最初に考えた

「aaa.example.net」みたいなサブドメインを新たに作って、それをエックスドメインのメール機能で設定し直し、「mail@aaa.example.net」って感じのメールアドレスを作る
そんで、ただの「example.net」の方をwpXで使えるようにして、使い分ける?

なんて思ってたけど、どうも無理そう…

エックスドメインで簡単にサブドメインを設定できるのが、HTMLサーバー機能とPHP・MySQLサーバー機能だけみたい

自分はなんか勘違いしてたっぽい

※実際は、知識がある人なら取れる方法があるのかもだけど、自分には無理そうに思えた

DNSレコードを編集

ネットを彷徨ってるうちに、解決方法が少しずつ見えてきたかもしれない

上で書いた、今までお手軽に使ってたネームサーバーの設定を、今回はやらないのがやっぱり正解っぽい

DNSレコードの編集を上手いことやれば、もしかしたら

エックスドメインのDNS編集

自分の独自ドメインを管理してもらっているエックスドメインの管理パネルから、以下のように辿る

ドメインパネル → ドメイン設定メニュー → DNS編集 → DNSレコード設定画面

エックスドメインのDNSレコード設定画面
DNSレコード設定画面はこんな感じ

「コンテンツ」の列のIPアドレス、そのうちのいくつかをwpXクラウドのサーバーのIPアドレスに変更する
こんな感じで理解した

メール用の行はそのまま

下の画像の、赤い線で囲った2つの行は、メール関連の記述らしいので、そのまま何もいじらないでおく
DNSレコード設定画面のメールに関する記述部分
MXレコードの「example.net」と、一番下のAレコードの「mail.example.net」の行はそのまま

IPアドレスを書き換える行

一番上の行のIPアドレス(コンテンツ)を、wpXクラウドのサーバーのIPアドレスに書き換える
これはまず必須で間違いないはず
DNSレコード設定画面のIPアドレス書き換え部分

wwwが付く「www.example.net」の行のIPアドレスも、参考にさせてもらったサイトでは書き換えてた
これも一番上と同様にやった方がいいかなと(画像では上から2行目の部分)

たしかに、www付きのURLでのアクセスも、大もとの「example.net」の方に飛んでもらいたいんだし、移転先に書き換える意味はあるのよねきっと

移転元のIPアドレスの記述をそのまま残しておいて、何かの際に、移転元に行かれても困る

アスタリスク付きの行

残り1つ、アスタリスクが付いたホスト名「*.example.net」の行はどうすればいいのか悩んだ
DNSレコード設定画面のワイルドカードの行

アスタリスクはワイルドカードってやつで、*の部分がどんなホスト名でアクセスされても、example.netに送られる
どうやらこんな意味らしい

それなら、この行も書き換えていいのかなと

何にしろ、wpXクラウドのIPアドレス(サイト)の方を表示して見てもらいたいんだし、使わなくなるであろう移転元サーバーのIPアドレスで残す意味も無いかな?

まだ少し疑問

でも、メール関係で記述してるAレコードの「mail.example.net」には影響しちゃわないんだろうかと疑問が生じた

「mail.example.net」もサブドメイン(?)的な扱いで、ワイルドカードの対象範囲に入っちゃわないのか

と思ってたら、個別にサブドメインが指定されてる部分は、ワイルドカードの対象にはならず、「mail.example.net」の記述がちゃんと優先されるので大丈夫みたい

※そもそもサブドメインを使う予定も無いんだし、いっそ「*.example.net」の行は削除しちゃう?

結果

たとえ失敗しても、移転元のデータがどうにかなるわけでもないし、IPアドレスの書き換え後も、いざとなったら元の記述に戻せば大丈夫なはず

さいあく上手くいかなくても、サーバーのお試し期間はあるし、また別の方法を考えるなり…そんな気持ちで臨んだ

とりあえず無事に解決できた(下に関連リンク)

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