Ivy BridgeのCore i3からCore i5へのCPU交換

オークションでお安くCPUをゲットできたので、4年以上使ってきたデスクトップパソコンのCPUを交換してみた。2020年になってIvy BridgeのCore i5。

Ivy Bridge Core i3 3220からCore i5 3470Sへの交換成功。

劇的にパワーアップした!って程の変化は感じなかったけど、交換して良かったとは思える。交換前と比較して確実に良くなった点もあるので、そこらへんのメモもしておく。自分と似たような機種・環境で、CPUを交換しようか迷ってる人の参考に少しでもなれば。

今回CPUの交換をしたパソコンを買った時のことやスペックの詳細、分解をした時の記録等については以下の投稿で書いている。
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本当に交換できるのか

実際にCPUの購入をするだいぶ前から考えていた、悩んでいたこと等。

自作したパソコンではない

自分のパソコンは、一から部品を集めて自作した物ではなく、中古で買ったNEC製デスクトップパソコン。他のPCケースに引っ越したり、CPUクーラーを交換したり、手を加えてはいる。

Wikipediaとかで交換予定のCPUの規格・仕様を確認。今までのCPUと同じIvy BridgeでソケットLGA1155も同じ、発売時期も近い。Core i5 3470SみたいなS付きであれば、TDPも大きく変わらないし、大型のCPUクーラーを使っているし、ってことでなんとなく交換はできそうな気はしていた。

交換が上手くいかなかった時のこと

ただ、以前に人のパソコンのCPU交換を試した時、規格上は問題無く交換できるCPU同士なのに上手くいかなかったこともあったので少し不安があった。

メーカーもののデスクトップパソコン(NEC製ではなかった)で、マザーボードのBIOSで制限があり、同じ機種でも出荷時期によってCPU交換できるマザーボードとそうじゃないマザーボードがある、みたいな話だった気がする。後期に製造されたもののマザーボードであれば、BIOSが更新されていて、より新しいCPUが利用できた。初期型のマザーだと、一応起動はするものの、正常に動作しない場面があった。

その時のパソコンは今から15年近く前の物だったし、今だとそんなことはまず無いのかな。調べ直してみたら、NetBurst 世代ってやつの、Celeron D、Pentium 4、Pentium D、ここらのCPU同士で交換しようとした時の話。作業した当時、既にCore 2 Duoですら古いものになりつつあったんだけど、ハイパースレッディングに妙にわくわくした覚えがある。

安心材料

メーカー公式サイトに、同じ頃の機種を一覧にしたページがあるのを見つけることができた。
公式:本体仕様(タイプMB)

もちろん自分のCore i3 3220搭載機も一覧の中に有り、その上位機種にi5やi7を搭載した機種もあったので、これならいけそうかとだいぶ安心できた。

オークションでたまたま見つけたCore i5がかなり安かったこともあり購入決定。

今このブログ記事を書いてて気づいた…。仕様一覧ページに掲載されているのはあくまでi5 3470であって、3470Sでは無い。あ…危なかった…? 結果的に上手くいったから良かったけど。

交換終了

交換作業自体はそんなに苦も無く終了。パソコン背面のケーブル類を一度抜くのが面倒だった。

楽に取り付け・取り外しできるCPUクーラーなので助かる。グリスは小粒納豆かそれより小さいくらいをCPUの中央に置くだけ。延ばしたりもせずクーラーで潰すだけ。通称「○○○盛り」だっけ。

もうちょっとだけ足しといても良かったのかなと思ったりもする。以前、CPUクーラーを交換した時よりも少な目になった気がする。前回のグリス量は正解だったぽい、と今回クーラーを外してみて分かった。上手いこと満遍なく広がっていた。前回のグリスの盛り方は以下の記事に写真を載せてある。
関連記事:サイドフローのCPUクーラー風魔を取り付け

性能が上がることで温度も今までよりアップしちゃうかもって点については、大型CPUクーラーを既に使っているのでそんなに心配してなかった。

買った時のままのPCケースやCPUクーラーだったら気を付けないといけないのかも? 上に載せた仕様一覧ページにあるような、i3より上位のi5やi7の機種だと、CPUクーラーがi3機とは違う可能性もあったりして。より熱に耐えられるものが付属しているとかで。

CPU交換後の変化

交換してから初めての電源オンですんなり起動せず焦った。メーカーロゴまで表示してそこで終了したり。電源ボタンを押して待っての3回目くらいでやっと普通に起動した。

タスクマネージャーでもコア数4つであることを確認(今までのi3もコア数は2つだけどスレッドは4つなので、表示は4コア風だった)。

特に設定を変えるとか何も無く、後は今まで通りインターネットしたりが普通にできる。

交換前から気になっていたこと等について記録しておく。Core i3機の時との比較をしながら。

動画再生

YouTubeでどこまで再生できるのか。VRやら4Kやらの動画を見つけて試す。回線速度は全く問題無い環境のはず。

Core i3 3220だと、
画質が4k 2160sでカクカク。全画面表示でCPU使用率が100%張り付きまではいかないものの90%以上にはちょくちょく。他のことをしながら裏で再生だと平均50%くらいかな。
1440s設定だとカクつくことはなかったかと。

Core i5 3470Sだと、
4k 2160sはカクつきが無くなった気がする。全画面表示で70%くらいで推移かな(4コア共)。5秒や10秒スキップ(早送り、巻き戻し)したり、シークバーで飛ばしたりした時には黒い画面で1~2秒待たされる。
4k 2160p 60だと全画面表示の途中で固まった。無理そう。
1440p 60以下ならいける感じ。

1080pが普通に観れるのはCore i3の時と変わらず。

交換の前後で、内蔵GPUがIntel HD Graphics 2500って点は変わらない。

そもそも、高画質な動画とかゲームとかを本格的に楽しみたい人はグラフィックボードってのを用意するのかな。

仮想環境

VirtualBox上でAndroidとかLinux関係を動かす。この時の体感の変化が一番大きかったかな。4コアになったことで、仮想環境に回せるコア数(プロセッサ数)が単純に増やせたので。

VirtualBoxでプロセッサ数を2個割り当てることを初めて体験。今までは大元のパソコンが2コアだから当然1個までしか設定できなかった。2コア割り当てると、かなり体感が違う。Androidの初期設定の段階でサクサク。

マウスカーソルが普段のパソコン上に近い速さで動いてくれる 今までは重い動きだった。

オークションやフリマのアプリもまあまあいい感じに操作できる。固まりかけて待たされることがあまりない。Core i3で1コア割り当ての時は、ひどいとAndroid自体が落ちて?勝手に再起動することもあった。

Ubuntu18.04 64bitのLive起動も試してみた。プロセッサ(コア)2つ割り当て。起動は速く感じたけどFirefox起動でいきなり固まる…。メモリを2GBしか割り当てない設定がわるいのかも?と、4GBに増やしてみたらそこそこになった。Ubuntu上のシステムモニターでメモリの使用量を見たら、何も起動してなくても1.7GB(GiB)を使っている。やっぱりメモリの設定上げて正解だったかと。ちょっと試す分には4GBじゃなく3GBでも良さそうかな。

仮想ハードディスクは作成していない。

Lubuntuであれば、i3の時のプロセッサ1つ割り当て設定でもそんなにストレス無く動いてた印象がある。Ubuntuだとその設定ではさすがに厳しかった(でも、その時はメモリ設定の変更は試してなかったからどうなんだろ。今更CPUを戻して確認まではしたくない…)

パソコン本体のメモリは増設済み。
関連記事:デスクトップPCのDDR3メモリ増設

温度

グリスの塗り方がかなりテキトーだったこともあってか少し不安はあった。でも大丈夫かな。

SpeedFan 4.49でコア温度を見ると、30度台で推移。負荷がかかった時だけ40度くらいまでいくけど、すぐまた下がる。

ファンはパソコン全体で1つだけ動かしている。サイドフローのCPUクーラーの前方に付けてる500回転固定のものだけ。ケースファンは全く回していない。夏場になって温度が厳しそうなら、今は止めているパソコン背面のファンも回すなり、グリスを真面目に塗り直すなりしようかなと。

Core i7

今回上手くいったってことは、Core i7 3770にも換装できちゃうのかな、と思ってしまった。

上にも載せたNECの仕様一覧ページの中に、Core i7機のMK34H/B-FやMJ34H/B-Fも確認できる。

2コアから4コアの変化だった今回と違い、i5からi7への変更だと、4コアなのはそのままだから旨味はあんま無さそうかな(8スレッドのCPUを使ったことないから分かんないけど)。

コアやスレッドだけじゃなく他の部分も違うか。3次キャッシュが8MBに増えたり、Intel HD Graphicsが4000に変わったり(これ大きいことなのかな?)。

いやいや、お金がかかり過ぎるか。現在でもオークションでは7000~9000円くらいはする。自分の基準では高い。ジャンクと商品名に付いてるもので3000~4000円ってとこかな。1000円2000円では買えそうにない。

PentiumやCeleronからのパワーアップ

仕様一覧ページを見た感じだと、Pentium G645やCeleron G550を搭載したモデルも存在している。どちらもCPUは2コア。

2コアから4コアに

もしかしたら、Pentium G645やCeleron G550から、Core i3 3220やCore i5 3470Sへの交換もできるのかなと思った。その場合は、4コアのCore i5 3470や3470Sに交換する方が幸せになれそう。3470Tだと2コアになっちゃうから変える意味があまり無さそうな。

発売時期

WikipediaとかでCPUの発売日を確認して、Core i3 3220やCore i5 3470と同じ時期か、それ以前までの物にしておいた方がより安全な気がする。たとえi5 3470より性能が下の物であっても、発売時期が新しい物だと認識しない不安がありそう。

「発売日」で見れば、Core i5の3570、3570S、3570Tも、3470や3470Sと同じなのね。メーカー製パソコンで交換できるかどうかって話だから、これでも確実ではないかと。そもそも入手のしやすさでいくと、やっぱり3470や3470Sの方を選ぶのが無難なのかな。

同じ見方でいくと、前述のCore i7 3770と同じ発売日のCore i5 3450、3450S、3550、3550S、あたりも期待はできそうなのかな。

一番確実なのは、自分と同じパソコンでの成功例・報告を見つけることか。

一から自作したパソコンであれば、こういう点で不安が少なくて良さそう…。

Pentium G645やCeleron G550はそういやSandy Bridge世代なのね。Sandy BridgeもIvy Bridgeも基本的にLGA1155だからこの点は問題にはならないかと。

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