Ivy BridgeのCore i3搭載の中古デスクトップパソコンをオークションで買っちゃった
大ざっぱな型番はNEC Mate タイプMB MK33L
性能・使い心地はどうったかなど、購入前後にチェックしたことを書いておく
2024年になってもメイン機として使用中。CPUは交換した。
関連記事:Ivy BridgeのCore i3からCore i5へのCPU交換
知人のパソコン探しを手伝っていたら、オークションをチェックする機会が増え、その流れでついつい…「どうせ落札できないさ~」と、期待をせずに入札しておいたら買えちゃった
最終的なパソコン周りの構成・環境は最後の方にまとめた
目次
かなりの性能アップ
今まで使っていたCore 2 Duo搭載パソコンに比べてかなりの性能アップになった
下手したら、Windows8のサポート期限の2023年まで使い倒しちゃうかも?
それくらいの性能はあるかなと
購入直後に一通り触った感じ、やはりCPUがCore i3だと余裕がある
自分の用途だと、CPU使用率が高くなってもせいぜい30%までしかいかない
Core 2 Duo機だと使用率が100%近くで一杯一杯になっちゃってた操作でも、Core i3だとせいぜい30%程度で済む、そんな印象
今までのメインパソコンとの比較表 (スペックについては最後の方にもまとめた)
今までのパソコン | 新しいパソコン | |
---|---|---|
CPU | Core 2 Duo E8400 | Core i3 3220 |
OS | WindowsVista Business 32bit | Windows8 Pro 64bit |
メモリ | DDR2 | DDR3(買った時点では2GB) |
CPUがIvy BridgeのCore i3になる
今までのメインのパソコンのCPUがCore 2 duo E8400
今回買えたパソコンのCPUはIvy BridgeのCore i3 3220
Ivy Bridgeも現行のCPUに比べたら、もう数世代前の物になっちゃうとはいえ、自分には充分過ぎる性能かと
実際のとこ、一つ前の世代のSandy Bridgeの物でもIvy Bridgeとはそこまで変わらなさそうで、Sandy Bridgeのi3でも充分だった気はする
オークションで最初のうちはSandy Bridge機を探してて、今回のIvy Bridge機は本当にたまたま見つけた
CPUの性能
現在、中古で多く出回っているのはSandy Bridgeか、その前の世代のパソコンかな
Sandy Bridge世代のCore i3、たとえば「i3 2100」や「i3 2120」であっても、E8400に比べたらかなりのパワーアップになるはず
関連記事:パソコンを安く購入する方法 CPU性能
関連記事:中古パソコンのCPUの性能の目安
動画再生能力
よく見てたyoutubeのライブ配信を再生する時のCPU使用率を、Core 2 Duo E8400機とCore i3機で比較してみた
今までのE8400機でもyoutubeのライブ配信の再生はそこそこ快適にできてた、つもりだった
でもよくよく確認すると、画質設定が720p(HD)以上の時、充分普通に観ることができるレベルではあるけど、ほんの少しもたついてる感がある
今まではこれが普通だと思っていたけど、いったんCore i3機での再生を体験した後だと結構違いを感じた
そういや、720pで全画面だと、ライブ配信で音声がずれてることはよくあった
720pで再生中のCPU使用率は、全画面表示で8~90%近く、裏で再生してる状態で30%前後(480pだと10%前後)
1080pだとさらに分かりやすくカクカクすることがあったかなと
Ivy Bridge Core i3 3220機で同様に再生すると、やっぱり今までのCPUより余裕を感じる
720p(HD)を観てる最中のCPU使用率は高くてせいぜい20%程度
1080pでもたいして変わらない感じで、30%いくこともあるかな程度
裏で再生したまま放置だと3%や4%まで下がる
SSD
今回のデスクトップパソコンも元々はHDD搭載だったので、後からこのSSDに換装した
SSD購入前のあれこれ
今までメイン機だったCore 2 Duo E8400機でも不満を感じるほどではなかったけど、インターネット中など、たまに力不足を感じることがちょっとずつ増えてはいた
CPUがCore 2 Duoの世代でも、HDDをSSDに交換すればサクサクになっちゃってまだまだいける、ってのも分かってるつもり
関連記事:SanDiskのSSDを中古ノートパソコンに入れた
でも、今までのメインパソコンはOSがWindowsVistaなので、SSDに買い換えるだけでOKとも思えない事情があった (結局買った)
関連記事:WindowsVistaでSSDのTrimを使う
SSD購入後
(SSD購入後追記)
試しに数日間、Vista機でSSDを使ってみた
体感速度はところどころで多少良くはなったものの、SATA2の帯域の制限があるからか、思ってたほどじゃなかった
後日、今回のCore i3機にもSSDを搭載してみたら、フルにSSDの性能を発揮できているようで、かなり体感が変わった
完全シャットダウン状態から10秒前後で起動するのは特に驚いた(高速スタートアップはオフ)
Core i3機に搭載したSSDでベンチマークテストしてみた結果
あれ、思ったより微妙な速度?
テストデータを100MBから1000MBに変えたらまた結果は変わるんだろうか
体感で満足できてる速度ならまあ充分ってことで
OS
Windows8はすぐ8.1にアップデートする予定
Windows10には当分しないで様子見
64bit版Windowsを選んだ
64bitのWindowsがインストールされている物を探した
以前の自分だったら、自分の用途でメモリを使い切ることもまず有り得ないし、32bitOSで、利用可能なメモリが3GBちょいになってもいいや、と妥協してた
今はちょっと考えが変わって、やっぱり余裕を持って4GBか、それ以上は欲しい
3GBちょっとだと、インターネット中にブラウザのタブをたくさん開くと、メモリの使用率が一杯一杯になることが結構あった(WindowsVista機)
※Vistaはメモリがあったらあるだけ必死にキャッシュしようとする、ってのも関係してたかも?Windows7や8(8.1)だと、ガンガンキャッシュし過ぎないよう改善されてるんだっけ
それともちろん、4GB以上メモリ積むならフルに活かしたいってのもやっぱりあるし
自分がメインで狙ってた機種は、Windows7や8の32bitバージョンが出品されてることが多く、8で64bitってのは中々見つからなかったのでかなりラッキーだったと思う
バックパネルの形状とかを無視すれば選択肢はもっとあったとは思うけど、ケース交換も視野に入れてたのでそれはできなかった
OS無しの本体
OS無し機なら今回よりもっと安く手に入る可能性もあったかも
OS無しでパソコン本体を買って、UbuntuとかのLinux関係をインストールして様子見て、Windowsの必要性を感じたら、そこで初めてWindows8.1のパッケージ版を購入してインストールする道も考えてはいた
関連記事:パソコンを安く購入する方法 OSを別途購入
そのWindows8.1のパッケージ版は、10000円程度で買えた時期もあったはずなんだけど、最近は価格が高くなりつつあるようだった
OS込みの本体で、しかもIvy Bridge搭載、パッケージ版より安い値段で買えるのならこれもまたアリかなと判断した
万が一、部品交換でも直せないような故障の仕方をしたら、Windowsも使えなくなっちゃうリスクもある…そこは祈るしかない
Windows10のパッケージ版となると、今のところ7や8より更に高いみたいだし
メモリ
DDR3メモリを初めて体験する
今までとの性能の違いをここで感じるってよりは、CPUのおかげだと思う部分が大きそう
片面か両面かで合わせた方がいいのか、チップあたりの容量で合わせた方がいいのか、なんて気にし始めちゃったので、増設用メモリを買うとしたらどれにすればいいのか迷った
さすがに2GBのままだと、本来の力を発揮しきれないと思い、この4GBメモリを購入し増設、その後さらに同じメモリをもう1枚追加した
メモリに関して長くなり過ぎたので、別の投稿に分けた
関連記事:メモリ増設 チップ容量や片面実装・両面実装
端子や増設関連
PCI Express x16スロットが無いのでグラフィックボード関係の増設はまず無理そう
後々、HDMIでの接続もしたくなったら…なんて考えると少し迷ったけど、DVI端子が最初から付いてるので、やっぱ当面はこれで充分かなと
背面のUSB端子4つのうち2つがUSB3.0の青いやつ
フロント用はUSB2.0しかないけど、PCI Express x1スロットはあるので、USB3.0増設ボードを後から追加することはできる(その場合、フロントにUSB3.0用の端子があるPCケースへの交換も必要)
関連記事:USB3.0を増設
使った直後の感想など
メモリやSSDは後々買うにしても、これで数年はパソコン買う必要もないかな?
この先も自分のパソコン用途(主にインターネット)がたいして変わらなければ
HDDはやっぱりSSDに交換したいかなって思った
いくらCPUに余裕があっても、WindowsUpdate等で頻繁にHDDにアクセスある時は引っかかりを感じることがあり、せっかくのCPU性能をを活かしきれてない感
購入時に搭載されてた3.5インチHDDのベンチマークを取ってみたら、シーケンシャルで100MB/sは超えてたので、HDDにしてはそこそこな速さだと思う
ってことは、引っ掛かりを感じる時はHDD以外のメモリか何かが足引っ張ってる可能性もあるのかな (結果的にはSSDにして正解だったかと)
PCケースや電源などのパーツを交換するかも
(実物確認する前に書いた内容なので、今はケースの引っ越しやSSD換装は済んでいる)
PCケースや電源を別の物に変えるかまず様子見
ケースの分解・引越し作業によって、今まで使ってたパソコンが壊れるのもちょっと怖いので、ケースと電源はなんだかんだで新しく買う?
関連記事:シンプルなPCケース
電源を買うのならファンレスタイプのにする(既に一つファンレス電源は持っている)
関連記事:ファンレス電源の比較
とりあえず動作音などが現物でどんなもんかで決める
あれこれ交換や増設したら、また追記するかも
ケース交換できるタイプ
いざとなったらマザーボードを他のPCケースに移せるであろうタイプのパソコンを選んだ
パソコン本体裏側、端子類が並んでいるI/Oバックパネルの形状・配置が一般的なタイプであれば交換はまずできるだろうと思ってる
関連記事:バックパネルについて パソコンを安く購入する方法
完ぺきとは言えないものの、PCケースの交換はできたので、無事にメイン機となった
関連記事:PCケース交換でマザーボードを引っ越してCPUクーラーの取り付け
ケースや電源を買わずに流用
PCケースと電源を、今までのメイン機から流用する線が濃厚
買い足したら単純に物が増えちゃうし、ケースや電源は流用してなんぼかなと
今までのメインをサブ機としてそのまま残そうと思うと流用はできないけど、サブ機を使う機会が実際そんなにあるかっていうと微妙
なにより、Haswellで新しくパソコン組むと電源は流用できなさそう、その意味でもIvy Bridgeの中古良いかなって考えもちょっとあったんだし
HDD流用かSSDにしちゃうか
静音のために、今の静かな2.5インチHDDも流用しようかと思いつつ、そこはいっそSSDにしちゃってもいいかなと
そうすれば、ストレージに関しては静音どころか無音になるわけだし、せっかくの高いCPU性能をフルに活かす意味でも
関連記事:2.5インチHDDに交換 デスクトップパソコンを静音化
動作音の印象
今まで使ったことがあるスリムタイプのデスクトップPC達と比べて、音の聞こえ方にたいして差は無かった (良くない意味で)
CPUが省電力・低発熱な方向にだいぶ進歩してるはずだし、CPUクーラーもおとなしくなってるのかと思ったけど、そうでもなさそう
クーラーマスターって書いてあるCPUクーラーなので、CPU単体で買う時のリテールクーラーとはまた違うのかも?純正はインテル製?
しかもファンの電源が3ピンだったので、使用状況によって回転数が自動で落ちるとかも無く固定のはず
PCケースを交換、CPUクーラー・ファンも交換して静かにすることができた
関連記事:CPUクーラー風魔を取り付け
がんばって手を加えて静音化した現メイン機(元はスリムタイプPC)の静かさを改めて実感した
関連記事:デスクトップパソコンを静音化
分解してから気付いた点
分解して中をチェックしたら気付いた点を挙げておく
CPUファン用のコネクタが3ピンなので、PWMコントロールで回転数調整はできない
回転数を落としたかったら、ファンコントローラをつなぐしかないかな
SATAコネクタが2つだけだった
ケース引っ越し後はDVDドライブも使わず、最終的にSSDを1台接続できれば充分かなと思ってるのでそこまで問題でもない
マザーボードを取り外せるところまでは分解できた
PCケースの引っ越しも一応できた
関連記事:NECのデスクトップパソコンMATEの分解
フロント用のUSB端子のコネクタがPCケースのものと合わなかった
システムパネルコネクタのピンの間隔も狭いのか、全部は使えなかった
オークションの参考・注意点など
OS無しの本体で良ければ、Core i3 2100(2120)機が5000円前後で買えることがあるのはオークションをチェックしてて分かった(2015年12月現在)
ケースの交換が不可能なタイプだったり、USB3.0が無かったり、PCI Express x16スロットが無かったり、そこら辺は用途を考えて注意
リカバリの有無
リカバリディスクやリカバリ領域があるかどうかも気にした方がいいかな
リカバリディスク付属じゃない商品でも、たいていはリカバリ領域(DtoD領域)がHDDに入っていて、購入後に自分でディスクを作れるパターンが多い(メーカーの説明書を事前にチェックした方が確実)
リカバリディスクとリカバリ領域、そのどちらも無い場合はやめておくか、別の手段を想定しておく
Windows7以降であれば、買ってすぐ(または、アップデート関係が一段落してから)、システムイメージをDVDやHDDに作成しておいて、リカバリディスクと同じように使えるっぽい
そういえば、バックアップやクローン関係のソフトでも似たような機能(以前のある時点に戻せるディスクを作成)はたいていあるような
メーカーによっては、いざとなったら公式からリカバリディスクを買える場合もあるみたい
とかなんとか書いてたら、自分が今回買ったパソコンはリカバリ領域からディスクを作成はできないタイプっぽい…事前にもっとちゃんと調べておけば良かった…
でも、Windows8以降なら、リカバリディスクにこだわらなくていいかもと思えてきた
Windows8(8.1)の機能やインストール作業について色々知れた
関連記事:NECのデスクトップパソコンでリカバリー・バックアップ方法を色々試した
最終的なPC構成・環境
2020年3月にCPUを交換
2019年2月更新
2016年7月現在
色々と手を加えることにはなったけど、以下の構成・環境で充分満足して使えている
下記のパーツや機器について、詳しいことは関連記事・他カテゴリーの投稿にも書いた
パソコンの主な部分のスペック
スペック詳細 | |
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OS | Windows 8.1 Pro 64bit |
CPU | Intel Core i5-3470S 2.90GHz~3.60GHz |
メモリ | DDR3-1600 12GB (4GBを2枚と2GBを2枚) |
SSD | Transcend TS128GSSD370S 128GB |
PCケースとその内部のパーツ等
名前・型番 | |
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PCケース | 窒息系静音ケース |
電源 | ATX-0340N (ファンレス) |
CPUクーラー | SCFM-1000 風魔 |
拡張 | USB3.0拡張ボード Over Fender R SD-PEU3R-2E2IL |
パソコン周辺機器
名前・型番 | |
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キーボード | TK-FCM084 / BSKBC02BK |
マウス | MA-118H |
モニタ | GW2265 / EV2116W |
無線LAN子機 | GW-300S |
関連記事
今回の中古デスクトップパソコン関連
今回買った中古デスクトップパソコン関連の投稿
メモリを増設したり、分解してPCケースを引っ越したり
- Ivy BridgeのCore i3からCore i5へのCPU交換
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- NECのデスクトップパソコンMATEの分解
- PCケース交換でマザーボードを引っ越してCPUクーラーの取り付け
- サイドフローのCPUクーラー風魔を取り付け
- NECのデスクトップパソコンでリカバリー・バックアップ方法を色々試した
パソコンの静音化や自作関連
妄想ばかりで自作経験は結局無いっていう…
ケースを引っ越したり、電源やCPUクーラーの交換まではやったことあるけど
- デスクトップパソコンを静音化
今までのメイン機を静かにするために、分解したりパーツ交換したり、試行錯誤した
自分にとって、初めての「半分」自作みたいな経験だった - Sandy Bridge Core i5搭載の中古デスクトップの落札を目論んだ
i5機を格安で…!と思ってたけど甘くは無かった - Core i5でデスクトップパソコンを自作
実際に自作するまでは至らなかったものの、パーツ選びは結構真剣にやった - 自作したい静音パソコン
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