ロジクールの無線キーボードK230を購入した
感想・レビューみたいなものや、購入前後にチェックしたポイント等を書いておく
目次
K230が欲しくなるまでの流れ
キーボードのケーブルが無い環境で作業したくなってきたので、また無線キーボードが欲しくなってきた
これ以上キーボードを増やしてもしょうがない感もあるけど、K230が必要な理由をなんとか見つけようとした
横幅とスペース
既にワイヤレスのキーボードはいくつか持ってはいるけど、今使っている有線マウスとの兼ね合いで、横幅がもう少しコンパクトなのが欲しい
関連記事:ブルーLED有線マウスMA-118Hのレビュー
横幅が40cm以下くらいで、マウスの邪魔にもなりにくい無線キーボードがあればいいなあと
標準的な配列・横幅のであればいくらでも見つかる
手持ちの良い感じのだと、バッファローの無線キーボードは横幅450mm (キーの配列・形状的には申し分無いんだけど)
関連記事:BSKBW10BKのレビュー
なんやかんやで、横幅が380mmとコンパクトでありつつも一般的な配列に「近い」タイプのK230に辿り着く
最近ずっと使っている有線キーボードが横幅354mmだからそんなに差が無いし大丈夫かなと
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K230は必要なポイントはおさえられている&5年以上前から販売され続けていて評価も安定しているようなので、ちょうど良いキーボードに思えた
K230を使うメリット
K230を使うことでケーブルが減ったり机の上がスッキリしたり、そのことによるメリットを改めて考えてみる
- パソコン机で本を開くことがこれから多くなりそう
キーボードの位置をずらしたくなった時にすぐ対応できるのは良い - 有線キーボードでも、キーボードを机の奥に移動して、手前に本を置くことはできる
でも、その逆の「キーボードを手前に寄せて、本をキーボードより奥側に」っていう配置をもしやるとしたら、ケーブルがちょっと邪魔になるか (実際そうでもない?) - ケーブルが少ない方が(ついでにリストレストも必要無くなりそうだし)机の上の掃除をする気になりやすい
購入前後にチェックしたポイント
購入前に、チェックして気になったり不安だったりしたポイント等
購入後、実際にK230を使用してみて気づいたこと等、書き足せるとこは書いておく
打鍵感
押下圧が60gとのことで、打鍵感が重いかもしれない? ここ妥協しちゃだめかな
いや、ガチでタイピング頻度が多い作業に取り組む時期が来たら、その時またキーボードを考え直せばいいだけ? 当面はキーを打ち込みまくる機会はあまりなさそうだし
タイピングゲームを極めるとかの目的がなければ、打鍵感やキーピッチ(K230は普通の19mmだけど)にこだわり過ぎず、慣れでなんとかすればいいだけ?
使ってみて
↓
思っていた以上に打鍵感は軽かった
シャカシャカカチョカチョ打てる
押下圧60gはもっと力が必要なのかと覚悟していた
例えば東プレのREALFORCEだと、押下圧が45gとか30g
手持ちの安価なキーボードの中では最高の打鍵感だと思うBSKBC02BKの押下圧を改めてチェックしたら、荷重が52g±15gと意外に重そうで、K230の60gと大差無く思える数字
仕様で気にしてもしょうがないというか、当てにならない数字なのかな
関連記事:BSKBC02BKのレビュー
というか、REALFORCEのテンキーレス版をワイヤレスでも出してくれれば絶対買うのに (REALFORCE自体を使ったことないくせに偉そうですみません…)
テンキーを省くだけでいいのにそれはやらず、テンキーじゃなく矢印キーとかのスペースを省いたタイプはよくあるのだけど
各種キーについて
各種キーのちょっとした違い、癖など
一般的なキーボードの配列や形状と違う部分があるので、そこが妥協できそうかどうか
K230の全体写真
PageUpなどの移動系のキー
Home End PageUp PageDown、これら4つの移動系のキーもFnを押しながらではなく単体で使える
ブラウジングで結構使うキーだから、この使い勝手は重要かな
テンキー側にそれぞれ2個ずつ存在してる
- 数字キーとの兼用で、7のHome、1のEnd、9のPgUp、3のPgDn
- キーボード右上端にも4つ
Enter等の形が特殊
横幅や奥行きをかなりコンパクトにしつつも、キーピッチは標準的な19mmをキープしている
それもあってか、キーの形がちょっと特殊で窮屈そうに納まっているキーがある
奥行きはここまで頑張って詰めなくても良かったんじゃ感がある
以下、ちょっと気になる部分
- Enterキーは細くてやや不安がある
- 左Ctrlも小さいけど、左下角の端にさえ存在してくれれば充分なんとかなりそう
- 右Ctrlはまず使うことが無いから別にいっか
使ってみて
↓
- Enterは全然大丈夫だった
- 左Ctrlはちょっと戸惑う
- 左Shiftしか普段使わないから、Shiftに関しては全然問題無かった (右Shiftも多用する人には厳しいかも?)
- メインで使うアルファベットや数字は通常の形をしているので、文章を打ち続けている間は特に違和感は無い
※記事の最後の方にも、気付いたことをいくつか書いた
矢印キー
上下左右の矢印キーが小さい、配置が特殊、ここらへんは微妙?
使ってみて
↓
矢印キーはつい探してしまうので結構不便かな
これはいずれ慣れるかもしれないけど、かなり時間かかるかも?
上矢印キーだけが他のキーよりもほんの少しだけ高く出っ張っているから感触で位置把握できる?
F数字キー
F数字キーは、Fnキーを押しながらではなくワンタッチで操作できる普通のものが理想
K230はFnキーを使わずにF数字キーが使える方式なのは良いとして、F数字キーの形がちょっと押しにくそう?
そう頻繁に使う物じゃないからいいか
完璧にタッチタイピングをしているわけでもなく、文章打つ時にメインとなるキーさえ今まで通り違和感なく使えればたいして問題はない?
F数字キーとかはなんだかんだで目視してから押す機会が多いし…ってそれなら、F数字キーの有無にこだわらなくてもいいんじゃ?
Fnキーは存在する
F数字キーはFnキー不要で独立して使えるとはいえ、Fnキーがないわけじゃないみたい
PrintScreen、Pause/Break等、ごく一部のキーはFnを併用する必要があるっぽい
さすがにここらへんのキーなら滅多に使わないから気にしなくていい?
本体の高さ
本体の高さが18mmとやや低めだし、リストレストも基本使わなくてもよくなるかな
もちろん、ガンガン打ち込む必要がある時はレストを用意するとして、というか、その時はキーボードも他の物を出動させることになるか
使ってみて
↓
期待していた通り、リストレスト無しでもまあ気にならないかなって高さに思えた
今までリストレスト代わりに使っていた黒い木片(高さ17mm)と並べて比較してみる
ピンク色の電池カバーの部分までが仕様で言う高さ18mmで、キーはそれよりほんの少し出っ張っているので、キー込みの高さはちょうど20mm、そんな感じかな
関連記事:木製リストレストを安く自作
電池が長持ち
電池持ちに関しては全く心配が無い
過去にお世話になったロジクールの無線キーボードでも、メーカーの謳い文句通り1年以上は余裕で持ったので、電池持ちの良さは実感・信頼してる
※上記キーボードは、付属の電池を使い切る前にサブ用にしちゃった
メインとして使い続けても2年以上いけそうな雰囲気はあった
たまに引っ張り出してきて使う時も同じ電池でまだ動いてる
ワイヤレスキーボードの中には、電池交換式ではなくバッテリー充電式のもあるみたいだけど、下手にバッテリー式を選んじゃうと、バッテリーが劣化してきたらどうするんだろうって心配がある
電池が1年や2年持つのなら、それくらいの交換の手間は全然気にならない
暗号化
無線通信の暗号化もされているとのこと
暗号化されてない無線キーボードもけっこう存在する
タイプする内容を傍受しようとする人が近所に居る、なんてことはそうそう無いとは思いたいけど、暗号化機能も無いよりはあった方がいいや
K360rも横幅は同じくらい
Enterキーとかの形がより普通って点ではK360rが良さそう?
横幅は381mmなのでK230とほぼ同じ
でも、アイソレーションタイプのキーが個人的には苦手
それと、矢印キーが右下に無理やり押し込まれているのはこの機種でも同様
この点がなんか惜しい
押下圧が65gだからK230の方が軽いぽい
↓
60gのK230が想像以上に軽く思えたので、65gでも別に大丈夫かも?
いや、キーのタイプが少し違うから、単純には比較できないか
購入直後に触った感想
購入直後の印象、少し触ってみての感想、気付いたこと等、上で挙げたポイント以外をメインで書いておく
- Enterはもちろんのこと、半角/全角キー、BackSpaceもかなり小さく・細く感じた
Enterは押し間違えることはなさそうだけど、他は慣れが必要かも - Fnキーが増えた分、今までのノーマルな形状のキーボードでの配置よりもWindowsキーが少しずれていて押しにくい
Windowsキー併用のショートカットとかを目視しないで頻繁に使ってたこともあり、操作ミスがちょいちょい起こる - Deleteキーの位置を気にしてなかったけど、いざ変わると意外と戸惑う
BackSpaceの上にDeleteってのは、ノートパソコンだとよくある配置かな - 机の下に置いているデスクトップパソコン背面にUSBレシーバーを挿して利用しても何の支障も無い
- 本体裏側に、無いと思い込んでいた電源スイッチがあった
ロジクールのオートスリープ機能は優秀だろうし、普段はわざわざオフにしなくても余裕で1年以上は電池が持つはず
掃除したり持ち運んだり、誤作動させたくない時くらいしかスイッチの出番はないかな?
まとめ
K230の他にもいくつか候補はあったけど、通信の暗号化機能が無さそうだったり、充電式だったり、レビューで「キーを押してからの反応が悪い」と書かれてたり、不安な要素が何かしらある物ばかりだった
なんだかんだ、K230は反応に関しての厳しい意見はほとんど出ていないぽい
奥行をここまで削らなくてもいいから端の方のキーを通常サイズにしてもいいのにとか、テンキーは必要な人は外付けするだろうしどうせならテンキーを削って矢印キー関係のスペースを通常通り設けてくれればいいのにとか、思うところはあるものの、充分良いキーボードかな
(追記)
やっぱり矢印キーの周辺の微妙な違いとかが気になっちゃって使う機会は減り、エレコムの有線キーボードに戻った
K230はタブレットと組み合わせて活用することを考えた
タブレット画面上のソフトウェアキーボードで苦労しながら打つことに比べれば、なんだかんだで物理キーボードは打ちやすい
関連記事:Fireタブレットにキーボードを接続してポメラの代わりにする