SDカードやUSBメモリにインストールしたOSを仕事や勉強用に使い分ける

WindowsやLinuxといったOSを、SDカードやUSBメモリにインストールし、仕事や勉強、普段使いや趣味用など、用途ごとに手軽に切り替えて使い分けができたらいいなと思った

やらなきゃいけないこと以外にパソコンを使っちゃうことが無いよう、脱線防止的な目的がメイン

できるだけ安くて高速なSDカードにLinuxをインストールして利用する (安めの高速なUSBメモリを見つけたので、少し気が変わった)

フラッシュメモリ類を用意

LinuxをSDカードやUSBメモリといったフラッシュメモリ類にインストールしておいて、普段使いのWindowsとは別の独立した環境で作業できないものかと考えた

Linux環境を使って何か集中して作業したい時だけ、サクッとパソコンにUSBメモリを挿して起動する、みたいな

逆に、「趣味・娯楽用の環境」をUSBメモリから起動した時だけ使えるよう限定して、メインのHDD/SSD上の環境は「勉強・仕事用」にするとか

高速なUSBメモリを使う

SanDiskのSDCZ80-016G-J57の存在を知った(2014年9月)

試すならやっぱりこのUSBメモリが一番良いかもしれない

これの中身はSSDみたいなもんらしいし、レビューでの速度を見た感じでも間違いなく速いし

以下で挙げているSDHCとカードリーダとの組み合わせでかかる費用とほとんど変わらない

海外の並行輸入品の方が少し安いけど、保証もあるし国内正規品(型番にJが付いている)を選んだほうがいいかなと

関連記事:高速さを求めるのならSanDisk Extreme SDCZ80 USB3.0メモリの速度比較

高速なSDカードを使う

※SDカードに関して書いたこの部分は、基本的に、上の高速なUSBメモリの存在を知る前に書いた内容

とりあえず高速なSDカードとSDカードリーダー(USB端子に挿せるように変換する)の組み合わせで考えてみる

SDカードは青いシールのTS32GSDU1Pか、更にもう少し速い赤いシールのTS32GSDHC10U1で考える (速いだけじゃなく、MLC採用っていう利点もある)

カードリーダー

カードリーダーはこれにする
Transcend USB 3.0 Super Speed カードリーダー (SD/SDHC UHS-I/SDXC UHS-I/microSDXC UHS-I 対応) ブラック 2年保証 TS-RDF5K

訂正

SDCZ80(国内品)の存在を知ったので訂正
自分の知る限りでは、高速なタイプのUSBメモリを用意するよりも、上記の組み合わせでを使った方が、安くて速い環境が作れそう

速度の目安

今のところ、上に書いた赤や青のシールのトランセンドのSDカードが良いかなと(サンディスクのUSBメモリも)

以下の記事でフラッシュメモリ類のベンチマーク結果を載せた
関連記事:USB3.0メモリの速度比較
関連記事:ベンチマーク シリコンパワーのUSB3.0メモリ
関連記事:古いUSBメモリの性能が意外に高い? ベンチマーク
関連記事:ベンチマーク SDカードにUbuntuをインストール
関連記事:CrystalDiskMarkでシリコンパワーのUSB2.0メモリのベンチマーク

ベンチマークの数値、速度の目安に関して、より細かいことは別の投稿に分割した
関連記事:SDカードやUSBメモリのベンチマーク速度の目安

アダプタ利用は仕方が無いって事で

トランセンドのアダプタは、SDカードがすっぽり入ってUSBメモリのようい使えるのかと勝手に思ってたけど、横からSDカードがはみだすタイプだと気付いた

そうなると不恰好というかスタイリッシュじゃないような…

でも本来の趣旨を思い出せば、普段使いとは別の環境を一時的にパソコンに挿して使うってことなんだから別にいっか

そもそもSDカードだけを直接パソコンのカードスロットに挿してそのまま使えるのならそれが一番ベストなんだけど、SDカードを起動ディスクに設定してブートできるパソコンってまずめったにない気がする

BIOSでブート順を設定しようとするとたいていは、HDDやCD/DVDROM以外に「USB」や「USB-HDD」は存在するけど、「SDカード」ってのを見たことがない

※Thinkpad X200らへんのノートパソコンは、SDカードからのブートにも対応してるって情報を見かけたおぼえがある

メリット

SDカードとかにOSをインストールして運用することが、本当に必要かどうかよく考えてみる
メリットはあるのか

  • 現在、1000円程度で買える16GBのSDカードでも自分の想定する用途では充分そう
    試してみるのも安く済ませられる
  • 静か
    HDDを増設してOS切り替えるとなると音が気になる可能性
    SSDなら別に騒音心配しなくても大丈夫だろうし、HDDも最近の製品であればそんなに問題無い気もするけど
  • 作業用途によるOSの切り替え、っていう本来の目的
    それで何ができそうかっていうと、仕事や勉強用にしかパソコンを使っちゃだめ、そう自分が決めた時間はSDに入ってる環境を使うって制限ができる

デメリットや疑問点、自問自答

デメリットというか疑問点というか、こっちの方がたくさん思いつく…

管理する物が増えちゃうか

利用するOSが増えるってことは、更新や管理の手間も増えるってことか
更新が頻繁にあるものでないとしても

ユーザーの切り替えで充分?

Windowsだけを使っても作業環境の切り替えはできるのでは
別作業用のユーザーを作成して、ユーザーの切り替えでいいじゃんとか一瞬思った

でも以前にその方法を試したら、面倒になって結局やらなくなった
ん、それだったらSDカードを使おうが同じ結末になりそうか…
だんだん抜き差しが面倒になったりして

起動のたびにOSを選択する方法

起動するOSをを電源投入時に選択する使い分けもできるんじゃとは思ったけど、デュアルブート環境は結構リスクありそうだし避けたい

メインで使ってる環境がおかしくなったら困るので、完全に別の媒体にOSを分けて使いたい

HDD/SSDごとにOSを入れちゃう

デュアルブートではなく、HDDやSSDの1台ごとにOSをインストールしておくって方法もあるかな

でも、使われないOSが入ったHDD・SSDにも電気流れて無駄に消耗しそうってのがちょっと嫌(あ、SDカード使っても同じことか)
パーツの寿命にたいした差ではないのかもしれないけど

それと基本的にスリープで使ってるし何かとややこしくなりそう

スリープとかはどうなるのか

それを言っちゃうと、ここに書いてるSDカード利用時もスリープやスタンバイを使うとどうなっちゃうんだろ

USB端子を利用して起動した場合、スリープを使って大丈夫なのかって少し不安
普通の使い方同様に、メモリに通電さえしてればいいのか

SSDを買えちゃう気がしてきた

変換アダプタ込みの値段で考えると、もう少し予算をプラスすればHDDやSSDが買えちゃうんじゃないかっていう

アダプタが1000円で、SDが1000円、USB3.0環境が無いとその準備にまた2~3000円、そんなこんなで4~5000円かかったりして

SSDなら容量32GBで良ければ3000円台で買えちゃうし、最近は64GB以上の物でも6000円台で手に入るようになってるし…

でも気軽に取り外しを繰り返せるかどうかって点は違う

まとめ

あれ…メリット少なくないか…

もしかして、ノートパソコンとかも使って、複数台の端末を使い分けでも良いのでは
でも、自分にとって快適に使えるパソコンが2台以上無いとできないか

自制できずにダラダラと無駄にインターネットとしちゃう習慣があると、OS・環境を変えたとしても、ブラウザさえあれば脱線してしまうような気もする
自分はまさにそういうタイプの人間なので、だとすると結局意味があるのかどうか微妙

とりあえず、USB3.0が使えるようになったら試してみたい
近いうちに拡張ボードの購入を考えている

関連記事

Live起動

今回のようにOSをフルにインストールするのとはちょっと違って、Live起動関連

USBメモリ関連

変換アダプタ・ケーブル関連

HDDやSSDをUSB機器のようにパソコンに接続する方法もある

結局は、こういうグッズで外付けにしたHDD/SSDにOSを入れる方が、たいていのSDカードやUSBメモリよりは確実に使えるのよね

そのためにわざわざHDD/SSDを買うんじゃなく、余ってるHDDを使うのが良さそう